かもめパン ストーリー

かもめパンは創業100年の老舗

 

1924年(大正13年)に初代・藤江喜太郎が米菓製造会社「三河屋」として創業したのがはじまりです。パンを作るようになったのは昭和20年頃のこと。戦中・戦後の食糧難に対処すべく、神奈川県からの指令で配給用のパンを製造することになりました。また、その後まもなく始まった学校給食のパンも製造するようになり、現在でも横浜市立小学校330校のうち約100校へ給食パンを提供しています。「かもめパンといえば給食パン」とおっしゃるお客様が多いのですが、給食パン以外にも市内有名ホテルや結婚式場、レストラン、大手スーパーなどにも商品を卸しています。工場の直売所、直営店にも多くのお客様にお越しいただいております。

1960年(昭和35年)のかもめパン社屋
1960年(昭和35年)のかもめパン社屋

「かもめパン」命名は神奈川県庁

 

米菓製造会社「三河屋」として創業した当社は、パン製造を開始した昭和20年に社名を「神奈川県食産工業株式会社」に変更しました。その後、神奈川県庁・食糧課より「かもめパン」という愛称を付けていただきました。みなと横浜にあるパン製造企業の社名には神奈川県の鳥である“かもめ”の名がふさわしい、とその名前に決まったそうです。それが正式に社名に変わったのは昭和40年のことです。

昭和30年代のみなと祭
昭和30年代のみなと祭

これからの100年を目指して

 

「かもめパン」という社名を神奈川県から頂いた当社は、地元横浜に根差した、ハマっ子に愛されるパン屋さんとして今後も発展し続けていきたいと思っております。今後もお客様のニーズ、時代に合ったパンを開発し作り続けていきます。現在は「美味しいパン」「安心・安全なパン」「食べて健康につながるパン」この3つを柱として、パン作りの研究、商品開発を行っております。「手をかけて美味しいものを作る」というのが当社の創業以来の理念を忘れず、毎日1つ1つ丁寧にパンを作ってまいります。そして、高い技術を持ったベテランの職人から若手の職人への技術の継承が上手くいくよう、人材育成のシステムを今後さらに整えていきます。技術の継承こそ、今後長く発展していく要であると考えております。創業100周年、その後の100年を目指して今後も企業努力を重ねてまいります。